情報弱者の親が子供の将来を潰す
2015年安倍内閣は成長戦略スピーチの中で「世界で戦える若者の輩出を目指す」を力強く提言しました。
それに引き続き、日本再興戦略〜Japan in Back〜が立案され「国際バカロレア認定校を2018年までに200校を目指す」としたのです。
個人的な感想としては、日本語を基軸としたIB教育を進めても「世界で戦える若者の輩出」などはできないと思いますが、そんなことよりも大切なのはこれらの政策の真意です。
つまり安倍内閣が言い出しているのは「従来の教育システムを抜本的に変える」と言い出したのです。教育システムを変えるという事は今までの受験システムが変わることになり、現実的に大学入学システムなどは急速に変化を遂げています。
「国際バカロレア認定校を200校増やす」という政策はあくまで既存の高校への話ですが、日本の高校のシステムを変えるにはその後の受入機関である日本の大学が協力しなければ成り立たない訳であり、高校に対するバカロレア認定ばかりクローズアップされていますが、本当に大事なのこの大学の受入システム(受験システム)が激変したということに誰も気がついていないのです。
これらの政策に先駆けて大学の入学システムは変化してきており、2014年度 東京大学入学試験においては、国際バカロレア(IBバカロレア)の最終課程であるIBディプロマを修了した生徒対象に受験枠を設け、出願者84人に対して第一次選考合格者47名 第二次選考合格者・入学者を16名輩出しております。
第一次選考試験はほぼ書類審査なので、そもそも要件を満たしていない人が落とされたとすれば実質この国際バカロレア入試枠の合格率は34%になるのです。
日本の最高学府 東京大学、そしてもちろん全ての学部(医学部も法学部も)に入学が可能な試験で、文系は英語・小論文・面接、理系は数学・理科・小論文・面接を受けるだけで良いのです。
センター試験の足切りもなく、海外で国際バカロレア教育を修了してくるだけの受験資格があれば、東京大学に34%の合格率で受かる入試を受けれるのです。
この事実を皆さんはご存知でしたか?
IBディプロマを修了することが容易であるとは言いませんが、日本国内で約50万人のライバルを相手にわずか数%の合格率を目指して努力することに比べれば、どちらが容易かは想像がつきますよね?
しかも日本の受験システムを勝ち抜いても英語が全く喋れないに等しい勉強バカですが、IBディプロマを修了した人材は英語はほぼネイティヴ、第二外国語である(現在はほとんどの生徒が中国語を選択する)言語においても実用レベルの実力を持ち合わせいます。
これが僕が口を酸っぱくなるほどお話している「現在において東大に最も近い勉強方法は、海外で国際バカロレア教育を修了することだ」ということの中身なのです。
東京近郊の情報強者の親御さんなどは、すでにこの事実に気づいて有名私立学校から転入してまでマレーシア留学をされている方がたくさんおられます。
これが良いか悪いかではなく、情報強者と情報弱者の差は現実的に子供の将来を選択するのに影響が出ていることは間違いないのではないでしょうか?
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