マレーシア留学について〜少しマジメな話7〜
中学生の留学について
■最適な時期に留学する
英語習得と海外大学進学を視野に入れた高校留学は、中学二年生~の留学を指しています。英語を習得し、グローバル教育を受け、世界基準の大学入学資格を取得することで、日本だけでなく世界の大学への進学が可能になります。
そして、中学留学が多くの人たちから支持されている理由は、それだけにとどまりません。この多感な時期の留学経験が、成長過程の心身に与える影響はとても大きいのです。自立のためにもたらされる既存の価値観に対する抵抗・脱脚など、自己に対する迷いの時期を経たアイデンティティの形成が、個体としての精神的な強さをも育むのです。それらは、いずれ飛び立つグローバル社会での活躍を支えるバック・ボーンになるでしょう。
そして近年、マレーシアでイギリス名門のボーディング・スクールのマレーシア分校の開講が相次いでいることから、学習環境の充足がマレーシア留学を後押ししています。
ボーディング・スクールとは、全寮制の寄宿学校のことで、ヨーロッパでは高等教育
の代名詞ともいわれています。多くのスタッフが二四時間体制で、生活の面からも子どもたちの成長を支え、高度な教育をより深く理解することができる高等教育機関です。ボーディング・スチューデント(寄宿生)は主に一一歳以上を対象としているため、中学生の単身留学が叶えられる理想的で高度なスタイルであることからも、大変注目されています。
■英語習得を助ける高度な日本語力
中学留学が適齢である理由の一つにあげられるのは、日本語を母語として確立していることです。第二言語である英語習得に際して効果的なのは、この日本語で培った言語の理解と、語彙の多さに起因します。これらは、第二言語の習得をより有利にするのです。なぜなら、日本語で完成された言語理解をベースに、英語を学ぶことができるからです。
そして、母語はアイデンティティを形成する上で重要な役割を果たします。将来グローバルに活躍することを考える以前に、しっかりとしたアイデンティティを持つことが心身の健全な成長を支えるのです。安定した自己を築くことができれば、学習効果の向上や、未来に対するポジティブで意欲的な姿勢が自然に確立されていきます。その反射的利益として、難しいことを思考する力を持ったり、人格のバランスをとったりすることができるようになるのです。それらが学習においても、人生においても重要な礎を築き自立へと導きます。
ボーディング・スクールは、寮生活を通して子どもたちを生活面から教育します。心身の健全で、高度な成長を促す全人的な教育を貫くスタイルは、特にヨーロッパをはじめとした欧米では高く評価されています。グローバル・リーダーと呼ばれる人たちは、ボーディング・スクール出身者であることが多く、一つのステータスとして確立しています。
二四時間体制でプロフェッショナルの指導が受けられるのがボーディング・スクール留学なのです。
■中学生の留学スタイル
留学の高い効果を期待できる中学留学は、海外留学の適齢にあたります。言語学的に見ても、一二~一三歳の思春期以前の留学と、以後の留学とは英語習得の程度に歴然とした差が生じるといわれています。中学生はこの過渡期にあり、また適齢であることからも、大変有意義な留学経験になることはいうまでもありません。
アイデンティティの形成が進む中学生は、自らの人格・夢・進路について、能動的に考える年齢です。これらの時期に、新たな環境で目標を高く持って学ぶことは、充実した日々になるでしょう。
そして、中学生になると母語である日本語の概念が、概ね確立されています。この日本語で築いたベースをいかして、高度な英語の習得が期待されるのが中学生です。
◎中学二年生からはまさに適齢
中学生の留学は、まさに適齢であるのをご存知でしょうか。世界の大学進学を考えたとき、主に高い効果が期待されるのは高校留学です。この高校留学の適齢は、中学二年生~高校一年生までを指します。海外大学への進学をよりスムーズに叶えるには、中学生からの留学が最適なのです。また、より低年齢である中学一年生は、アイデンティティが確立しつつあるため、早期教育の特徴をわずかに残す貴重な時期でもあります。低年齢であることは、文化の理解、英語の習得などに、より高い学習効果を期待できます。
この機会に自立を促すことも兼ねて、留学することは将来のみならず、成長過程である子どもの今をより充実したものにしてくれるでしょう。
◎ホーム・ステイとボーディング・スクール
中学生の単身留学は、二つのスタイルから選択できます。ホーム・ステイとボーディング・スクールです。
前者はホスト・ファミリーの元に単身ホーム・ステイして、インターナショナル・スクールに通います。また、デイ・スチューデント(通学生)としてボーディング・スクールに通うこともできるでしょう。ホスト・ファミリーについては、大変親日的なマレーシアでは、特に注意することはありません。単身留学の不安や寂しさは、自立への過程に訪れるものです。自分自身で対処することを覚えたり、ホスト・ファミリーとの関係の中で癒したりすることも、できるでしょう。実際の家族以外の他者との関係性を築く中で、人間的成長も期待されます。
ボーディング・スクールは、ボーディング・スチューデント(寄宿生)受け入れ開始時期に多少の違いがありますが、すべてのスクールで一三歳以上の生徒を全寮制で指導しています。中学留学が適齢であることは、このようなスタンスからも伺えます。そして、マレーシアと日本は同じアジアであることから、フライト時間は六時間の短時間で
す。コストも時差も気にすることなく、また、緊急時にはすぐに駆けつけることができ、中学生を単身で送り出すには適した環境です。
自立への一歩を単身留学というスタイルで踏み出すことは、その後の人格形成においても強い影響を及ぼします。英国式ボーディング・スクールの教育スタイルは伝統と格式に裏付けられた、全人教育の場として大変優れた環境なのです。
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