『海外出国や引越しの手続きや注意点など』について
海外留学が決まるとホッと安心出来ると思います。それはつかの間の幸せで、すぐに次の「外国へのお引越し」というステップが待っています。
「役所の手続きって何をどうすれば良いの?」
「海外への引越しってどうすれば良いの?」
「家の中の荷物は全部持っていくの?」
「持っていくのを忘れたらどうしよう?」
「絶対に持っていくべきものって何?」
海外留学が初めての方は頭の中に「?(クエスチョンマーク)」がたくさん並びます。国内の引越しと違い、国を渡りますので全ての家財を持っていく訳にはいきません。しかし、何も持っていかないのも不慣れな新しい場所(しかも外国!)では生活に困ってしまいます。また、海外留学の期間や渡航先によっても環境が異なるので引越しのスタイルも違ってきます。
海外留学の際の引越しについて参考になるように以下に述べます。
- 短期の場合◎
これは海外留学に向けた留学希望先の下見旅行の場合です。日本で留学エージェントとの話し合いにより留学先の場所、入学希望のインターナショナルスクールなどが決まっていると思います。この留学先を実際にご自身の目で確認するための渡航になります。また、滞在中に親子留学で日々の生活がどのような感じで過ごすことが出来るのかも確認出来ると思います。近隣の環境、気候などを自分達で体感してみる良いチャンスなのです。
旅行期間は2,3週間が一般的ですのでこの間に必要なものを持っていきます。
○重要書類
パスポート(90日間以内の滞在はVISA不要)
-
- 海外旅行保険の保険証
- 証明写真(パスポート再発行時のため)
- インターナショナルスクール関連の書類
- 各種証明書のコピー
- 航空券
○お金関連
- 日本円
- 現地通貨
- クレジットカード
○衣類
- 旅行期間中の洋服、下着、靴下等
- インターナショナルスクール面接時のフォーマルウェア、フォーマルシューズ
- ルームウェア、ルームシューズ
- 水着、サングラス、サンダル
○日用品
- 歯ブラシ、歯磨き粉
- タオル
- ティッシュ、ウェットティッシュ
- ブラシ、髪留め(必要であれば)、整髪料(機内へは持ち込めません)
- 石けん、シャンプー、リンス
- 常備薬(普段使い慣れている薬)、絆創膏など
- 眼鏡、コンタクトレンズ
- 日焼け止め
- 化粧品、洗顔料、メイク落とし
- 生理用品
- ひげ剃り(男性)
○電子機器類
○マレーシアに持っていくと便利なもの
○子供関連のもの
- 教科書
- 筆記用具
- ノート
上記の他にも日常的にお使いのものは持参された方がよいでしょう。
- 長期の場合◎
これは本留学に際しての渡航時の引越しにあたります。短期渡航で留学先、引越し先が決まっているので、マレーシアへの引越す前に日本国内ですべきことを時系列で行っていく必要があります。早めに行動を起こした方が出国ギリギリになって焦ることなく、余裕をもってマレーシアへ出発出来ます。
- 現在通っている学校の転校・退学届け
現在、お子様が通っている学校に「海外のインターナショナルスクールへの入
学」を伝えて書類を作成してもらう必要があります。担任にいつまで現在の学校に通えるのかを伝えましょう。「退学届」の作成が必要な場合もあります。
インターナショナルスクールに通う場合は、英文の「在学証明書」、「成績証明書」、「予防接種記録」が必要になります。
海外子女教育振興財団で英文在学証明書などの様式の販売や日本の教科書の配布を行っています。
海外子女教育振興財団
- 留学の際に必要なVISA(査証)の取得
長期滞在型VISA(MM2H)、就労ビザ等、ご自身が取得するVISAを留学エージェントと相談して決めましょう。
- 住まいの手続き
現在のお住まいが賃貸か持ち家なのかで準備が違ってきます。
賃貸契約の方は規約を読んで、いつまでに退去日を家主さんに伝えるべきかを調べます。退去日が決まっているならば早めに伝えた方がよいでしょう。
持ち家の方は不在中にその住居を賃貸に出すのか、空き家のままか、売却するかを決める必要があります。賃貸で貸し出し、家賃収入を得るのも良い方法ですが、そのためには不動産業者と管理会社との契約が必要になってくるので早めに連絡を取った方がよいでしょう。賃貸期間中も貸し主になると物件の維持管理の責任が発生します。
空き家のまま放置の場合は「リロケーション業者」と契約して留守中の管理をしてもらう必要があります。
持ち家を売却する場合は不動産業者と相談して売却を進める必要があります。これも大きなお金が動くので、早めの行動がベストです。
- 病院巡り
日本で生活していると病院は誰でもいつでも受診出来るものと思われがちですが、海外では状況が異なります。渡航前に病院受診は済ませておくほうが安心です。必要な薬は持っていきましょう。
予防接種で未接種のものがある場合は早めに済ませましょう。
インターナショナルスクールの入学時に「予防接種記録」が必要になるので作成してもらいましょう。
- 引越業者の選定、打ち合わせ
短期渡航でマレーシアでの住居が決まっていると思います。その家に合わせた荷物を持っていくのが良いでしょう。たくさん運びすぎて、家に入りきらないでは困りますから。
海外引越しを専門に行っている引越し業者と連絡をとり、だいたいの荷物量を伝えます。そうすると自宅に見積もりに来てくれますので、その際に分からないことがあれば質問出来ます。大半の荷物は安価で送れる「船便」になります。出発直前まで必要なものは「航空便」か「手荷物で持っていく」ことになりますので引越し業者と相談して決めましょう。通関手続きが必要になるので、専門の業者さんにお任せした方が安心です。
ここからは時間を逆算して日々、自宅内の整理整頓になります。人生初の大仕分け作業は正直、二度とやりたくない作業の1つです。「荷出し」の日までに自宅内にある家財の仕分け作業が一番大変な作業です。
「船便」、「航空便」、「手荷物として持っていくもの」、「国内のトランクルームに残すもの」、「実家に送るもの」、「廃棄処分」などを仕分けします。
「船便」は到着までに時間がかかりますので1ヶ月以上前には作業を終える必要があります。業者さんに梱包してもらい、触られたくないものがあれば自分で梱包します。何を送るのかは引越し業者の用紙に1つ1つ記入する必要があります。
「航空便」は出発直前まで使用出来るものでスーツケースに詰められないもの
に適していますが値段が高額になるので要注意です。
出発まで必要な子供の教科書、衣類等はスーツケースに詰めるのであればそのスペースを確保しておきます。出発前になって「スーツケースに全部は入らない!」ということになっては大変です。
マレーシアの住居が狭い場合は家具をトランクルームに預ける、実家に送る国内引越しも必要なので、この時間も予定に入れておきます。
不要品はこの際、処分、断捨離!!というのも名案です。
「家具、大きなものは持っていかない」という方は引越し業者の「単身パックプラン」を利用すると安価で海外引越しが出来ます。その分、自分で全て梱包する必要があります。
家電製品は電圧が日本と異なるので、現地で調達した方が無難です。日本から持っていきたい電化製品がある場合は変圧器が必要になります。
http://www.nittsu.co.jp/kaigaihikkoshi/
http://www.y-logi.com/service/kaigai/
- 自動車の処分等、ペットと渡航する場合
海外に日本から自動車を持っていくには手続きが必要です。国によって法律が異なるので、持っていってもそのまま乗れない場合が多いのです。交通ルールも異なるので、日本から自動車を運ばずに現地の生活にまずは慣れることをおススメします。現在、自家用車がある場合は自動車買取業者に連絡して相談しましょう。
売却時は自動車保険の中断証明書も忘れずにもらいましょう。
家族の一員であるペットも一緒にマレーシアへと思うご家族も多いと思います。法律上、入国先により輸入許可の取得、狂犬病予防注射、日本での飼養期間の証明などが必要になります。
現在マレーシアにペットを連れて行く場合は
- ・マレーシア政府発行の輸入許可書
- ・英文の健康診断証明書
- ・英文の狂犬病予防接種証明書
- ・輸出検疫証明書(輸出許可書)
- が必要になっています。
- 変更もあるので、事前に在日大使館の検疫当局に確認しましょう。
- 国際免許証の取得、日本の免許書の更新
以外と忘れがちになる運転免許関連です。忘れないように確認して下さい。
- 住民票の移動などの役所関係手続き
市役所で海外転出届の提出をしましょう。社会保険、国民健康保険の解約、国民年金の手続きも忘れずに。持ち家を残す場合は固定資産税を払う必要があるので手続きを確認して下さい。
- 生命保険の自動振替手続き、住所変更
すでに加入している生命保険は、「海外渡航通知書」を保険会社に提出しておくと、海外在住中もカバーされます。生命保険料の口座引き落としを確認して下さい。
- ライフライン、携帯電話などの手続き
電気、ガス、水道、NHK、新聞、インターネット、プロバイダなど、休止が必要なものは連絡して手続きをとってください。
携帯電話は契約している携帯電話業者によって「一時利用休止」が行えるプランもあります。
11.郵便物の転送届
郵便局では1年更新で郵便物を指定した住所に転送するサービスがあります。実家に転送するケースが多いようです。
マレーシアに到着すると日本での慌ただしい日々からの緊張が一気にとけて、南国の開放感に浸れることでしょう。それと同時に、これから始まる留学生活への期待と不安を親子で感じ始めることと思います。
でも本番はこれからなので体調を崩さずにマレーシアでの留学生活をエンジョイしてくださいね。
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