時代に乗り遅れた親たちへ〜もはや従来のヒエラルキーは崩れていくんです〜

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マレーシアの大学から送られてくる山のような資料が整理できなくて、とうとう自分用にパンフレットスタンドを購入してしまったスラマッパギー荒木です。

 

今回は少々シュールなテーマを書きますが、おヒマな方はお付き合いください。

 

僕が子供を連れてマレーシア教育移住を決断した理由は色々とあります。

間違っても《子供に英語を学ばせたいんです...》なんて短絡的な理由だけで家族揃って海外教育移住なんてしませんからね(笑)

 

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どうでも良い話ですが、僕は4人兄弟の末っ子で上に兄が二人、姉が一人います。

この二人の兄は小児科医と外科医をしており、残念ながら僕は医者にはなれませんでしたが、幼少期からそれはそれは気が狂うほどに「医者になれ〜医者になれ〜」と親父に言われながら育ったものです。

 

この念仏のように「医者になれ〜」と唱えていた親父(既に他界しておりますが)が何故ゆえに子供を医者にしたかったのか?

親父曰く「日本が日本でなくなったとしても喰うに困らない職業につけ」ということだそうで、なるほど一理ありそうな話ですが、はたしてこの親父が言う「日本が日本でなくなったとき」とは、一体どのような状況なのでしょうか?

 

グローバル社会の到来が叫ばれて久しいこの頃ですが、この今到来してきている《日本社会のグローバル化》こそが、親父の言っていた「日本が日本でなくなる...つまり、今まで明治時代以降も日本人社会というものを形成し、実質鎖国を続けていた日本がとうとう本格的な開国を余儀なくされた社会」なのだと私は思います。

 

そしてこの「グローバル社会の到来」によって何が起こるかと言うと、今まで日本の社会だけで通用していた《日本固有のヒエラルキー》が終わりを告げると言うことなんです。

 

だから残念ながらウチの親父が人生と莫大な費用をかけて子供に託した《今まで日本のヒエラルキーで上層部》にいた医者という職業も、これからの社会の中では通用しなくなると思います。

 

誤解があると困るので言っておきますが、何も僕が医者になれなかったからと言って、これから日本の医者は喰っていけなくなると言っている訳ではありませんよ(笑)

 

僕が言いたいのは、今までのような日本の医学部を卒業して親の病院を継いで医者の資格に胡座をかいているような医者、金儲けのことしか考えないで現状に甘んじているようなお医者さんはもうヤバい、と言いたいのです。

 

これから国境の垣根が無くなって世界中から優秀な医者が日本で医業ができるようになるかも知れません、世界中から外国人が押し寄せて来て、言葉や文化が違う患者さんが激増するかも知れません。

このような状況がもうすぐ目の前に来ていることを想定しながら、あなたは自分の子供に「お金が儲かるから、社会的信用があるから」などの《今までの日本では通用した理論》だけで、子供の将来を考えてはいませんか?

 

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それはもう《時代遅れの発想》です。

 

これからの医者は英語を筆頭に日本語以外の言語能力があることは大前提で、しかも言葉だけではなく日本人以外の外国人に対し文化や宗教などのバックグランドを本当に理解することができる多様性を持ち、もっと言うならば医業のフィールドが日本だけではなく世界中どこででも活躍できるような人材であるべきでしょう。

 

今回は流れ上お医者さんの話になりましたが、これは弁護士であっても歯医者であってもどんな職業であっても同じことなんです。

 

そしてこの《仕事に活かせる言語能力》《あらゆる国の人たちと円滑なコミニュケーションがとれる多様性》は、ある程度若い年代において海外生活・海外教育を受けている環境でなければ育まれません。

 

 

 

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《もう自分が子供の時と同じことを自分の子供にしても、そりゃダメだわな...》

 

これが僕が小学低学年と幼稚園児を連れて、マレーシアへ旅立った最大の理由です。

 

せっかく自分たちが子供の頃と違って、今は子供に海外経験をさせることは本当に簡単な世の中になったのですからね(笑)。

 

 

 

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