マレーシアのボーディング・スクール留学について
英国式ボーディング・スクールの入学基準について
マレーシアには数多くの英国式ボーディング・スクールがあります。イギリス留学と同様の体験ができるよう、英国式の学習環境やカリキュラムだけでなく、イギリス人教師・スタッフなどを揃え、最先端のグローバル教育を提供しています。また、スクールは広大な敷地を誇り、教育施設、スポーツ施設や芸術施設だけでなく、ボーディング・ハウスを備え、キャンパス内ですべての生活がまかなえる最良の環境が整備されています。
一般的にイギリス本国のボーディング・スクールは、入学基準が厳しいことで知られています。その一方で、同様の環境・施設、教員、カリキュラムが備えられたマレーシア分校では、入学基準が易しい傾向にあります。マレーシアは、地理、コスト、気候・風土などの理由から、世界数10か国から留学生を受け入れています。日本からの留学生に対しても非常にフレキシブルな対応が見られるのです。また、マレーシアの英国式ボーディング・スクールの多くは、学力による入学判定よりも、CATなどを用いた認知能力試験を実施しています。今後の学習により伸びる可能性に重点を置き、入学後の積極的な指導をしているのです。
小学校の入学試験のマレーシア分校の一例は、①認知能力試験、②アンケート、③10分間の面接(2~3回)、となっています。中学校からは、①認知能力試験、②20分間の小論文作成、③10分間の面接(2~3回)となり、やや英作文の能力を問われます。高校では、同じく①認知能力試験、②45分間の小論文作成、③10分間の面接(2~3回)となっています。小論文にある程度のボリュームを求められるため、英語力が高く問われることが伺えます。一方で、イギリス本校では、予備試験で学力を問い、チューターやボーディング・ハウスのハウス・マスター、ハウス・ミストレスとの面接など、面接者も多様で、難易度の高さが伺えます。そして、高校生になるとその差は顕著になります。イギリスの一般中等教育修了試験GCSEの英語・数学を含む6科目でB以上の成績を求められるのです。これらは、ネイティブの英語力と、イギリス国内でもトップ成績として認められる、大変高度なものです。一般的に、日本からの留学は相当な努力が必要です。
このように、イギリス本校と比較して、英国式ボーディング・スクールのマレーシア分校では英語力、学力においても易しく設定されています。より多くの留学生に対して広く門戸が開かれているのです。イギリス留学と同様の経験をマレーシアの恵まれた気候・風土の中で、さらにロー・コストで提供しています。そして、世界へ繋ぐ懸け橋として、多くの子供たちを世界に送り出しているのです。